究極のモノ作りの方法について、つぶやく。
材料費も、加工費もいらない。
日程もそんなにかからない。
設計要求事項を柔軟に変更しても良い。
機能検証に、実物試作やソフトでのシミュレーションで試験をすることもない。
それは何か?
それは、「想像」である。イメージともいう。
イメージの世界は、思う(想う)ことで現れる。
その世界では、在ると思えば在り、無しと思えば無い。
例えば、適当に電気製品のモノ作りをイメージしてみる。
① デジカメを作りたい
② 外観をイメージする
( 下記の具合に個別に列挙し、イメージして統合させる。 )
・筐体形状、サイズ、質感
・レンズ位置、サイズ
・検知用窓位置、サイズ
・ボタン、サイズ
・ズーム、フォーカス調整形態
・モード切替ボタン
・ストラップ
・三脚穴
・ラベル
・電池、カード交換形態
・部品間のクリアランス(0.5mm以内が良いとか悪いとか…)
③ 動き物をイメージする
( 下記の具合に個別に列挙し、イメージして統合させる。 )
・持ち歩かれ方
・ボタンの扱われ方、操作感
・ズーム、フォーカスの調整のされ方
・ストラップの付け方、付けた後の扱われ方
・モードの切り替え方
・三脚穴の使われ方
・電池とカードの交換のされ方
工業デザイナーは、少なくともここまでの思考ができないと無能である。なぜなら、そうした人間の描くプロダクトは、芸術品に成り上がってしまっているからである。美しい絵を具現化したいのではなく、使う人が快適と思う姿を具現化したいのである。
④ 具現化する方法を考える
ここは、メカ設計者の腕の見せ所で、書くときりがないから題名だけにする。
以上を想像の中だけで行うのである。想像が完全にやりきれない場合は、紙にペンでスケッチしてもよい。これを「紙上試作」と呼ぶ。紙上試作も、お金がかからずにできるので、とても能率的である。おすすめである。
え、こんなに想像ができないって?そんなことはない。イメージは思うことで洗現れる。できない(と思うことで)、出来なくなる。囲碁や将棋をやる人は、打ち始めから、最後までを覚えているという。できるはずである。
そう、出来るはずなのだ!
【本日の動画】高麗川
埼玉県日高市にある高麗川のせせらぎです。近くには高麗神社があり、多くの人が野望を胸に参拝に訪れます。この川には、その前の穢れを洗い流す意味があると思うのです。その川の流れを見て、聴いて、心を綺麗にしてもらえたらと思います。。