幸せについて

幸せって何だろう。。いつの世も、我々が常に思うことです。

幸せというと、何とも温かい響きですが、別の言い方をすれば、「実現させたい欲望」になるかもしれません。

どんなものがあるでしょうか?

富と名声をえる、理想の能力を身につける、人々から信用と信頼を得る、この世界を自分の力で豊かにする、理想の人と結婚する、優秀な子孫を残す、笑顔にあふれ毎日が楽しくて仕方がない、健康で文化的である、時間に束縛されない、豊かな自然を常にゆったり楽しむ余裕がある、心に余裕がある、生涯知識と創造性が旺盛である、日々を感謝の気持ちで過ごしたい etc

あげればきりがありません。。

このように書き出していると、幸せ(実現させたい欲望、夢)は、一つの方向性でくくれないことが分かります。

車が欲しい、大きな家が欲しい、大金が欲しい、出世したい、権力を得たい、でも責任は負いたくない、理想の人と結婚したい、不老不死になりたい、、、こういったものは「外面の欲望」です。

一方、

知識を得たい、創造的でありたい、笑顔でいたい、心に余裕を持ちたい、日々を感謝の気持ちで過ごしたい、、、といったものは、「内面の欲望」です。

このことから、私は、我々人間の幸せというのは、「外面の欲望 × 内面の欲望」で出来ていると思うのです。これを簡単に定式化してみましょう。

幸せをH、外面の欲望をX、内面の欲望をY をします。

H = X×Y 

比較のため、二つのパターンを考えます。

パターン1:外面の欲望は大きいが、内面の欲望は小さい

パターン2:外面の欲望は小さいが、内面の欲望は大きい

各パターンに対応する、H、XとYには、添え字を付けました。図にすると下記のようになります。

ここで、仮に、X2 が X1の半分、Y2 が Y1 の三倍 とすると、、、

H2が、H1の1.5倍となります。これは、「外面の欲望を数多く満たせなくとも、内面の欲望を満たした人」が、「外面の欲望を満たしていても、中身の貧しい人」よりも、幸せになりうることを示しています。

たまに、大金は得ても幸せではない という人の悲劇を耳にしますが、これは外面の欲望は満たされても、内面が満たされなかった状態だと思うのです。

外面の欲望というのは、物質的な欲望で、求めたらキリがないです。金、物品、土地、本能的な関係の異性、、、。この種の欲望は物質的に満たされて意味を成すものなので、限りがあります。

しかし、

内面の欲望は、際限はないです。知識は求めれば無限につけることができます。瞑想といった精神修養によって物事の捉え方はより抽象化され、その結果、世界を落ち着いて受け入れることができます。

このように考えると、、幸せを得るために、手っ取り早い方法が、内面の欲望を満たすことだと思うわけです。

幸せになるには、「物欲を満たし続けられる稼ぎがある」か、「物欲はそこそこに内面成長を充実させる」か、「その両方」と思うわけです。

大人になると、ある程度自分の物欲の満たせる範囲が予測がつくはずです。

その中で、幸せを感じ、豊かに暮らせるにはどうすればよいか?の指標になれば幸いです。

では。。

【本日の動画】相模川の亀@葉山島

川に行くと、色んな生き物がいます。。時には、動画のような小さな亀に出会うこともあります。この偶然を感動と感謝で捉えられるか、フーンで終わるか、、それが「幸せ」になる大きな分岐点になります。