お店の野菜に注意しよう

私の会社では、社員食堂がある。管理栄養士さんが栄養バランスを考えて作った定食が、一食300円で振舞われる。大変ありがたい話である。しかし、昔から思っていたのは、ドレッシングやタレのついていない箇所で感じる、野菜やお肉の味は、とても不味いということである。日本の食堂に出される野菜やお肉は安全なはずだ!と思っていたが、この価格の安さと明らかにスーパーで買う野菜と異なる味に疑問を感じ、本当に安全なのか?を調べることにした。

日本にはどのくらいの野菜が輸入されているのか?

2012年の統計データによると、日本の食料自給率は生産額ベースで68%。残り32%が輸入品です。この内の15%が、輸入野菜です。よって、輸入野菜は、全体でみれば、生産額ベースで4.8%が出回っているわけです。

輸入野菜は何処で消費されているのか?

スーパーや八百屋さんでは、あまり見かけません。これらの多くは、外食産業、中食産業、加工食品に使われています。


※1 外食産業:家庭外での食事を提供する産業。ex) レストラン
※2 中食産業:家庭と外食産業以外の食事を提供する産業 ex) 惣菜屋、弁当屋

なぜ使われるのか?

これらの輸入野菜が、外中食産業で使われる理由は、以下と考える。

・国産と比べて3~6割ほどの安価だから

・残留農薬量の管理に対して、外国産は国内の信用を得ていないから

・これらの業界では、産地表示が義務つけられていないから。

同じキャベツでも、価格が国産の3割ともなれば、味や見ためさえ整えれば、1/3の価格で作れるのは自明である。または、国産で真面目に作った物と同額で売れれば、原価率を大幅に下げられるので、笑いが止まらいのは当然である。後者のような在り方は、消費者からすればたまったものではないが、産地表示や検査基準が不透明なのだから、やりたい放題である。

※3 検査基準:輸入時の検査は、書類検査で9割ほどが完了し、実際の検査は1割弱

輸入野菜の危険性

輸入野菜には、残留農薬が大量に含まれている可能性があるものの、検査が甘いので、容易に市場に出回っていることは述べました。それ以外に問題なのは、ポストハーベストです。これは、収穫後の管理と輸送の時に必要な、防カビ剤、殺菌剤、防虫剤のことです。いわゆる、食品添加物に分類されます。

これらは、国産野菜では、発がん性の危険があることから使用制限がかけられています。しかし、外国産は、そうではないのです。農薬よりも、場合によっては毒性が強く、残留している可能性が高いので、特に注意が必要なのです。こうした物が、レストラン、お弁当、お惣菜、レトルト食品、加工品に大量に使われているという事実を知らなけれなりません。話題の、スムージーなどは、大いに危険です。野菜の栄養素は、加工時の熱と圧力で破壊され、農薬や添加物が濃縮されて残るのですから…。こうした物を買って、常飲している方々、、、あなたのDNAは確実に変性させらていると思います。ご注意を。。。

まとめ

・安い食堂(社食など)の料理は、輸入材料を使って賄っているから安いのである。

・輸入野菜は、残留農薬と食品添加物が大量に含まれている可能性がある。

・これら添加物は、発がん性の疑うがあるので国産では禁止されているほど危険である。

・外食、お弁当、レトルト食品、食品加工物(スムージー)は極力減らそう。自分で育てて、作ろう。

Excelによるルンゲクッタ法の使い方

微分方程式をコンピュータで解く手法の一つにルンゲクッタ法というものがある。理工系学生は、C言語などのプログラミングの授業で習う。こう言うと敷居が高いように感じるかもしれないが、一般的な表計算ソフトのExcelでも簡単にできるんだ!ということを言いたくて、書くことにした。一度、Excelで手軽にルンゲクッタ法によって数式が解ける!ということがわければ、特に精度を求めない限り、自分で作った方程式を記述して、解くことができる。是非、自由に作って、どんどん色んな現象を予測してみてほしい!

そもそもルンゲクッタ法って何なの?何ができるの?

学者やエンジニアは、現象を解析し、予測するために、数式化を行う。この数式を、微分方程式という。微分方程式は、「時間tの変化に対する注目している量Xの変化量が、どういった要素に依存するか?」という視点で記述される。そして、解くというのは、「X=〇t・・・」や「X=近似値」で表すことをいう。後者を数値計算という。この数値計算の、精度がよく、一般的な手法が、ルンゲクッタ法である。アルゴリズムは下記である。

どうやって使うのか?

ルンゲクッタ法は、数式の近似解を求める手法である。関数式の近似というと、理系学生ならテーラー展開がピン!と来るであろう。それを利用した物である。詳細は、関係書籍やWikiなどを見て勉強してほしい。使い方は下記である。

まず、解析対象の現象を微分方程式の形で記述する。次に、一階方程式の形に変換する。微分方程式にはd^2X/dt^2 といった二階の形で記述される項が出てくることがある。このままだと計算できないので、それをdY/dtなどの形に変換しなおす。( 後に示す例題で理解を深めてください。)

ここまで来たら、初期値を設定します。開始時間、その時間の変数の値、時間刻みなどを決める。そして、ルンゲクッタ法をコンピュータに記述します。例えば、Excelに記載すると、下図のようになる。

最後に、上図の黒太線で囲った領域を一ブロックとしてコピーし、必要な精度が得られるまで、下のセルにコピーを繰り返す。

具体例

例えば、下記のような数式を上記の手法で解いてみる。

求めたいのは、ある時間でのXの値である。しかし、このままでは二階の微分方程式なので、一階化をする。

これで、一階の微分方程式になった。二階のものは、一階で別の変数で表し、その変数を使って一階で示せばいいわけである。言葉で書くと混乱するが、上式を見てもらえれば容易に分かると思われる。

次に、初期値の設定をする。上式は高校や大学の物理でよく登場する振動系の式である。簡単のために、M=k=1, Xo=1, Yo=0, to=0, Δt=0.5 とする。

では、これをルンゲクッタ法でExcelに記述してみることにする。

分かりやすくするために、上図のように、公式を記述した。速度成分である、Y(=dX/dt)も横に書いてみた。更新項のkは、Xに対する物。同lは、Yに対する物である。 では、実際に公式の下に記述することにする。

上図の黒網部は、初期値である。上図は、わざと記入した数式を文字列で示している。数式の戻すと…

となる。ここで、先ほどの順序に従って、2~1をコピーして、下のセルに貼り付けていく。

ここで、i=1の奴のみ表示させてグラフ化すると、Xの時間変化を見ることができる。i=1のみ表示させる方法だが、上図のi~liの部分をドラックして、「並べ替えとフィルター」を押し、ジョウロのようなマークをクリックすれば、表上のチェックボックスを表示させられる。そこのiの部分をクリックし、1を選択してみると、1のみの値だけに絞った表ができあがる。

項目をドラッグする。

赤丸箇所をクリック。

フィルターを押す。

グラフ上にチェックボックス( 小さな▼付きの吹き出し )ができる。

上図 i の部分をクリックし、1 だけにチェックを入れる。

試しに、0≦t≦5までのXをグラフ化してみる。

このように、ルンゲクッタ法により解くことができた。振動している様子がよくわかる。非線形方程式も基本的に同じやり方でやることができる。数式をセルに記述するのは面倒だが、是非、試してみてほしい。

身体の調子を取り戻す方法

活力がなかったり、つまずいたり、風にひきやすくなったり、何だかだるいかったりすることはないだろうか?サラリーマンの私は、よくあります。そこで、そんな自分を変えたくて、本屋さんで色々な本を読み漁って実践したところ、大分改善してきました。今日は、それを紹介します。

そもそも何でリズムが崩れるのか?

我々現代人は、日々色んなストレスを抱えて生きております。学業、仕事、対人関係、結婚、将来、お金、中毒etc。これらの出来事から、生活の時間が不規則になったり、心理的な不安定さにより肉体が堕落したりします。こうして、生物が本来備えている自然な体のリズムは狂ってしまい、さらなる不調を招くことになります。

どうすればリズムを正常にできるのか?

大事なことは、当たり前のことをするだけです。それは、日が昇ったら起き、一生懸命活動し、日が沈んだらゆっくりして眠ることです。

生物は、皆、自然のリズムの中で生まれ、成長し、活動し、死ぬわけです。ですから、この自然の流れにはんするようなことをすれば、リズムが崩れるのは明白です。

例えば、「夜型」、「24時間起きている」、「夜になっても活発に活動する」、「朝に寝ている」、「日が出ている時間帯に部屋の中にいてほとんど動かない」 等でしょう。

なぜこうしたことが起こるのか?

生物には、体内リズムを調整する機構が備わっています。要は、不規則な生活やストレスで、その機構や、機構を支える要素が壊れるからリズムが崩れるわけです。

ですから、不規則な生活やストレスから逃れられない多くの者たちは、この機構と要素を知り、それを調整する術を知れば良いわけです。では、その機構や要素はなんでしょうか?

とある書籍によると、下記の三つが重要であると言われていました。

・メラトニン

・睡眠物質

・体温

メラトニンは、人の一日のリズム( = 日が昇れば起きて活動し、日が沈めば休む)を自動で調整するのに必要な物質です。メラトニンは、暗い環境で脳内で生成され、光を浴びることで生成が停止されます。ですから、朝寝ていたり、日中に日の光を浴びない生活をしていたりすると、メラトニンが常に分泌状態になり、体が混乱し、不調に陥ります。暗い環境の基準は、500lx(≒ 通常のオフィスの照明)程度です。

朝起床したら、500lx以上の明かりをしっかり浴びましょう!

次に、睡眠物質です。人は、起きて活動すると体内の温度が高まり、色んな体内物質活発に動きだします。この活動状態も、自然状態を基準に考えれば異常なことで、生物をその活動を抑制するための物質をだします。それが睡眠物質です。プロスタグランディンD2などです。これが、GABAになり、神経伝達を鎮めるので、眠くなったりします。このとき、もし、コーヒーなどの興奮剤を飲んでしまったら、「体を休めるための物質をため込んだままで、体を無理やり活性化する」ことになるので、体への負荷が大きくなります。以上から、コーヒーなどのカフェイン入りの興奮剤を飲料するのをやめましょう。そして、昼寝などして適度に睡眠物質を消化させましょう!

最後に、体温です。体内リズムは、生物の活動の活性と抑制のバランスのことです。この体内の物質の活動は、体外の現象としては、一日の体温の変化として現れます。日中は、活動的なので体温は高く、夜は休む必要があるので低いのです。このバランスを乱すと、リズムが崩れます。よって、夜遅くまで仕事などしている人は、寝るべき時間に体温が高いので、寝付けず、リズムを崩してしまうのです。

遅くまで活動的で体温が高くて眠れない人は、暗くして目をつむりセロトニンを分泌しつつ、睡眠物質を解消し、眠るのもひたすら待つのもよいが、もう少し良い方法がある。それは、軽めの運動をすることである。こうすると、一時的に体温が上がり、その後急速に下がるので、そのまま眠りやすくなるのである。この理由だと、眠る前にお風呂に入って、少し湯冷まししてから寝るのも良いと思われます。

私は、寝る前に軽めどころか激しい運動をしているので、なかなか体温が下がらず眠れません。(笑)

以上が、生体リズムの崩れる要因である。ある本では、自然とともに起き、眠ることが難しい現代人のために、下記をすることを進めていました。

起床後4時間以内に5分間500lx以上の光を浴びてセロトニンを抑制し、6時間後に5分間目を閉じ睡眠物質を消化し、11時間後に軽めの運動をして体温を高めよ![菅原洋平著 (2012)「あなたの人生を変える睡眠の法則」自由国民社」

良いことは、実践あるのみです。ぜひ、やってみたらどうでしょうか?

まとめ

・生体リズムを整えて、安定したパフォーマンスを出せるようにしよう。

・生体リズムは、「セロトニン」「睡眠物質」「体温」のコントロールで整えられる。

・生体リズムを整えるために、基本的には「日が昇ったら起き、日の光を浴びて活動し、日が沈んだらゆっくりして、休む」という規則正しい生活をしましょう。

・上記が難しい人は、「 起床後4時間以内に5分間500lx以上の光を浴びてセロトニンを抑制し、6時間後に5分間目を閉じ睡眠物質を消化し、11時間後に軽めの運動をして体温を高めよ! 」を実践してみましょう。

タッピンネジについて

ネジは、重要な機構部品である。部品間の締結に使う道具である。

今日は、その中でも混乱しにくいタッピンネジについて述べたいと思う。

タッピンネジとは?

通常、ネジは、ネジ自身と相手部品が、互いに凹凸の関係になり噛み合うように作られている。一方、タッピンネジとは、ネジ自身には弦巻があるが、相手はただの穴で、ネジの弦巻で相手部品の穴に溝をつけながら締結するネジのことを言う。

このように締結することを、「セルフタップ」という。自分でタップするということですね。

タッピンネジの欠点とは?

溝のない穴に溝を切りながら締結できるタッピンネジだが、ネジを無理やり切っていくので、強いトルクが必要となる。

ネジのサイズが大きくなると、締結のために大きなトルクが必要となるので、作業性が悪くなる。

作業性を改善するためには?

作業性を改善するには、「タップタイトネジ」を使うのが一般的である。

通常、ネジのネジ部(= 溝が彫ってある部分 )は、円柱形、または円錐形である。しかし、タップタイトは、断面が「円」ではなく、「角の丸い三角形」なのである。

このネジを使うと、穴に対するネジの接触領域が、丸みを帯びた角だけになるので、締結のために必要なトルクを下げられる。

また、穴の壁面と主に接触しているのは、三角形の角であり、それ以外の領域は隙間が空いていると思いきや、穴の壁面が収縮してくるためにあまり空いてはいない。よって、タップタイトは回り止めを抑制する効果が期待できるのである。ネジ緩み、空転対策に使ってみたらどうであろうか?

※ タップタイトは、相手部材の穴の設定値に厳格な規定があるので、使用の際は、設定値を調べて使用のこと。適当にやると、外れやすくなったり、下穴を破損させたりすることがあります。

Bタイト、Pタイト、Sタイトとは何か?

全てタップタイトネジの一種である。

構造的には、ネジのピッチで区分けされる。

・Bタイト ⇒ タッピン二種( 普通のタッピンネジ )と同じ

・Pタイト ⇒ タッピン二種より、ピッチが大きい。

・Sタイト ⇒ メートルネジと同じピッチなので、ピッチがかなり狭い。

通常のタッピンネジは、樹脂や鋼板に対しても使用できる。したがってBタイトは、通常のタッピンネジのように使える。

Pタイトは、ピッチが大きいので、樹脂に対して使用するべきである。ピッチが大きい分、早く締結できる。また、樹脂部材の白化や割れが起こりにくい。

Sタイトは、ピッチが小さいので、鋼板専用である。樹脂に使ってしまったら、じきに空転してしまいます。小ねじとピッチが同じなので、後で小ねじに切り替えることもできる。

とまあ、こんな感じでタッピンネジとタップタイトネジについて概要を描きました。

機構設計者として製品の筐体設計など担当したとき、ネジにどれを使うかいうのはいつもの議題になります。たいてい、樹脂を止めるときは、初めタッピンネジでやっていて、強度試験で緩んだらBタイト、それでもだめならPタイトという感じで変えていったりします。はじめからPにしとけばいいじゃねーかというご指摘もあるのですが、部品の共通利用の観点から、そう簡単にはできない事情もあるのです。

試作などの一点ものなら、緩みに不安があるなら、始めからPタイトにしておけばいいと思います。

パンスープ

最近、朝はパンスープを食べることが多い。

温かいスープを作っておき、朝起きて温める。

その間に、散歩をしたり、筋トレしたり、シャワーを浴びたりする。

すると、10分ほどでスープはできる。

ここで、食パンを小さく切り、スープに沈める。

これで出来上がりである。

朝は胃が起きておらず、ご飯が喉を通らないたちなのだが、このパンスープのおかげで、それなりに旨く、手っ取り早く栄養を取ることができていると思っている。

アツアツのスープでも、パンが入ることで急速に冷めるので、食べやすくなるのである。ただし、オリーブなどの油をスープに入れてしまうと、一気に冷めにくくなるので、注意である。やけどする。

また、パンを大きく切ってしまうと、大量のスープをパンが吸い込み、口に入れるまでに冷め切らず、やけどをしてしまう。注意である。

「スープ+パン」という料理は、「スープの数」×「パンの数」だけのバリエーションがあるので、頭を使わずに楽に料理のバリエーションを増やせるな!と思うのあった。

だって、スープって色々あるよね? コーン、野菜、カボチャ、ホウレン草、豆、トマト、卵、クラムチャウダー、、、これだけで一週間完了だろ。。。

ちなみに、「スープ+米」は、、、スープ粥?雑炊?リゾット?よくわかないけど、これもおいしそうだね。(笑)

ではでは!

滑車

人類が古代から利用している道具に、滑車(pulley,block,tackle,sheave)という物がある。これは何であろうか?

滑車とは?

重い荷物をもち上げるのに使う道具である。 持ち上げようとする荷物を「少ない力で持ち上げたり」、 「加える力の方向を変えたり」 することができる。

先日、NHKの番組で、古代ローマのコロッセオの壮大な仕掛けについてのドキュメンタリーがやっていた。そこで、闘技場の地下に導いた猛獣(ライオン、象etc)をどうやって闘技場にあげたのか?という課題について再現実験がなされていた。

初めは、歯車とロープを使うモデルが提案されていた。男たちが力を合わせて歯車を回す。それによって檻の天面に結びつけられたロープが巻き上げられ、檻が上に上がるというものである。

しかし、檻の重さだけでも500kg程あり、とても上がらなかった。

そこで、現場担当のエンジニアが思いついたのは、滑車を使うということであった。

滑車の基本原理

滑車は、一般に、「定滑車」と「動滑車」がある。軸が天井などに固定されて動かないものを定滑車。軸に重りがぶら下がっており、滑車が動く物を動滑車という。

定滑車は、重りをもち上げるためには、重りと同じ力でロープを引っ張らなければならない。しかし、重りをもち上げるために、力を下に加えることでそれを実現できる。定滑車は、「重りと同じだけの力が必要だが、持ち上げるための力の向きを変換する効果」があるのである。

一方、動滑車は、重りに対して持ち上げる力の方向は同じだが、半分の力で持ち上げることができる。「持ち上げるための力の向きは同じだが、半分の力で持ち上げられる効果」がある。まとめると、下図のようになる。

これらの性質から定滑車と動滑車を組み合わせることで、重りの重さに対して加える力をどんどん小さくすることができるのである。

(余談ですが、中学受験の理科のテストで、定滑車と動滑車を組み合わせた複合滑車の問題がしばしばでます。しかし、上の「二つの性質」と「力のつり合い」を知っていれば、全部解けます。)

滑車で重い物を軽い力で持ち上げる例

例えば、下記のような複合滑車を考えてみる。

定滑車と動滑車が二つある。二つの動滑車は互いに軸で連結されており、連結部材の中央に、W[kg]の重りがぶら下がっている。滑車の重さは無視するとする。FとWの関係式を求めてみる。

まず、各滑車の出入口のロープにかかる力は、滑車に種類よらず同じなので、非膣をFの力で引けば、下図のように各ロープにFの力がかかっていると考えられる。


次に、滑車に働く力のつり合いを考える。今、二つの動滑車の軸には、力Wがかかっている。よって、各動滑車には、W/2の力がかかっている。向きは、向かって下側である。

ここで、先に示した動滑車のロープにかかる力と軸にかかる力の関係を思い出す。動滑車のロープにかかる力は、軸にかかる力の半分である。

よって、F = (W/2)/2 = W/4 とわかる。

例えば、重りW=20kg だったとする。このとき、上記のような機構を用意すれば、F=5kg で持ち上げらる。

話が長くなったが、滑車はこのように、持ち上げるという目的に対して、定滑車と動滑車を組み合わせることで、力を加える向きを変え、かつ、小さな力でそれを達成できるのである。

先のコロッセオの猛獣用檻のエレベーターは、上記のような仕組みを使って檻の重さに対して加える力を複合滑車機構で小さくして達成していた。

普段の生活では、滑車の威力を実感する人は少ないと思うが、現在のエレベーターも基本は古代と同じである。人類の素晴らしい発明の一つだと思います。

まとめ

  • 滑車は、円盤の回転により、物を持ち上げる為の道具である。
  • 定滑車と動滑車、およびそれらを組み合わせた複合滑車がある。
  • 定滑車は、持ち上げるのに加える力の向きを変える効果がある。
  • 動滑車は、加える力を半分にする効果がある。

ベイズ統計

日頃の業務の中で、大量のデータがない中で判断しなければならないことはないだろうか?

こうしたときに役に立つのが、ベイズ統計である。

主観的確率統計などと言われることがある。条件付き確率という形で、高校の頃に習った人もいるかもしれない。

どうやって使うのか?

ベイズ統計では、まず、統計的に判断したい現象について、物語を作るところから始まる。物語は、「このように判断するかどうかを、こういう現象が起こるかどうかで決めよう。起きたら、判断は正しかったとより思えるし、起きなかったら別の判断をするべきだったと思う。」という感覚で作る。

もう少し具体的に書くと、「Aと判断したら、XまたはYという現象が起こりうる。Bと判断しても、XまたはYという現象が起こりうる。」という具合にする。

そして、AやBと判断する確率、および、AまたはB毎のXとYの起こりうる確率を、経験や議論で定める。ここで、起こりうる全てのパターンが自然に出来上がるので確率P[%]を求めておく。

次に、XまたはYという結果から、AやBと判断する確率を修正する。この箇所が、ベイズ統計による判断である。主観的と言われる所以は、起こりうる物語毎の確率を仮置きして求めるからだと私は思っている。

ベイズ統計の優れたところは、仮置きで一応の判断ができることと、それを少ない実験で精度を訂正していけるところにある。

こうした理論上の性質から、ベイズ統計は、企業が重要な判断を、コストや倫理的な犠牲を払わずに行うのに適している。では、具体的にどのように仮定し、更新していくのか、一例をあげたいと思う。

具体的にやってみる。

問題:合コンで初見の人が、信頼できる人かどうかを判断したい。

例えば、「相手が信頼できるかどうかを、会話の中で、正直者か嘘つきかで見極めよう。」と考える。

先のAとB、XとYに当てはめてみる。

A:信頼できる。

B:信頼できない。

X:正直なことをいう。(= 嘘をつかない )

Y:嘘つき。

Aと判断したら、XまたはYという現象が起こりうる。Bと判断しても、XまたはYという現象が起こりうる。

ここまでできたら、下のような樹形図を作って、起こりうるストーリーの確率を求める(まだ、実際には起こっていない)

初回デートで、相手の雰囲気からその人が信頼できる確率を、偏見なしの50%とする。そして、その場合、嘘をつかない確率を90%、嘘をつく確率を10%とおく。すると、最終的なストーリーの発生確率は上図のようになる。同様に、信頼できない場合の嘘つくつかない確率も仮定し、最終的なストーリーの発生確率を求める。

この分岐毎の確率は、自己の経験や専門家(占い師)などの意見をきくなりして決めると、精度がより上がる

マトリクスにまとめると下図のようになる。

これが初回デート前のシミュレーションである。この条件下で、デートに臨み、相手が、もし自分に対して嘘をついたとする。すると、その嘘により、信頼できる確率が下図のように修正されることになる。

デートの前は、初見での信頼できる確率を偏見なしに50%としていたのだが、一回目のデートで相手が嘘をついたので、それは11%に下がってしまった。逆に、信頼できない確率は89%まで上昇した。これを元に、二回目のデートをするかどうかを判断するのはあなた次第である。図にすると下記のようになる。

「信頼できて、嘘つかない」と願うあなたの思いは、9.9%しかないと判断できる。また、4つの起こりうる確率から、この人は、「信頼できず、嘘つき」である確率が最も高く、付き合うに値しない人であると判断できる。

このように、未知の減少で、お金や時間、倫理的理由など限られた条件下で、何らかの根拠をもって重要な判断しなければならないときに、ベイズ統計は有効である。

是非、仕事で、使ってみてほしい。この考え方は、経験をもとに判断し、経験によって修正するという我々人間の特性に近く、意外にすんなり受け入れられると思われる。

では!

開設のご挨拶

初めまして!

KINTAといいます。電機メーカーでエンジニアをしています。

昔から、知的好奇心が強く、世の中の様々なことに興味があります。

その中で、「感じ」、「思い」、「考え」、「気が付いた」ことを、

共有したいと思い、この度、ブログを立ち上げました。

気楽に読んでいただき、コメントやアドバイスを頂けたら大変うれしいです。

よろしくお願いします!

【趣味】

映画、読書、ネット、ランニング、筋トレ、武術、美術・博物鑑賞、DIY、料理

歴史、寺社仏閣巡り、史跡(城)巡り、写真、温泉、旅行etc

【生い立ち】

神奈川県生まれ。誕生日は、9/3。

地元の保育園、地元の小学校に入り、睡眠、かけっこ、土のお城作りに没頭する幼少期を過ごす。

ある日、母に騙され「〇能研」に入れ込まれ、二年間の過酷な中学受験勉強をさせられる。その間、水泳、ピアノもやることになる。このとき、算国社理の中で、社会の日本史に異常な才能を見出し、三連続満点という結果を残す。( 理科は、5連続赤点 )

中学受験完了後、映画、漫画、読書に没頭する生活に入る。この一方、日本史好きが高じて、日本中の史跡を見てみたいと思うようになり、顧問の先生一人しかいなかった旅行サークルに入部。毎週水曜日と土曜日、長期休みに日本中を旅行しまくる。

このとき、東北地方の混浴温泉に行けたことで、性欲が芽生え、思春期に突入。この下心の流れで、当時、同学年の男子部員のいなかった陸上部に、同じクラスの女の子と顧問の先生から誘われたのもあって、入部。陸部と旅行の掛け持ち生活が始まる。以後、6年間平穏な時間が流れる。(← つまり、悶々とした気持ちを運動と旅行で発散させていたわけです。笑)

高校に入り、商学部、経済学部、法学部、文学部卒の親族の文系の生き方に対する頭ごなしの文句に嫌気がさし、大嫌いだった理系学部への進学を決意する。

当初、医学部を志すが、頭が馬鹿すぎて、間に合わず、理工系私大に進学する。

バイトもそこそこに勉強しまくり、学内で表彰されるまでになる。その後、当たり前のように大学院進学を決意。同時に、学歴ロンダをするため名門国立の院を受験し、見事、希望の研究室に合格。人生初めて、心から嬉しくなる。

大学院進学後は、憧れの環境で勉学と研究に励み、修論の評定唯一のオールA で卒業。(主査1人、副査2人 )

尚、卒業前に参加していた研究コンペの大会がハーバードで開催されたが、そこで金賞を手にする。専攻:電気工学、生命科学。最終学位:工学修士(ME)

その後、高い志をもって某電機メーカーに就職。職種は、機構設計。

日々奮闘中。国家資格や知的財産習得、資産形成も着々と推進中。