ワクチン接種完了

7月末と8月末で、コロナワクチンを接種してきました。

一回目は、腕が一週間くらい痛かったです。

二回目は、熱は平熱から2℃ほど上昇し、頭痛と倦怠感が凄かったです。

接種したのは、「モデルナ」です。

私の会社は、上記のワクチンを接種できるのですが、二回目の接種による発熱の有無を、20人にそれとなく聞いたところ、例外なく2℃ほどの平熱より高い温度で発熱していました。

このワクチンでは対応できない型が、次々に誕生しては広まっています。

引き続き、「うがい、手洗い、公共の場でのマスクの徹底」をしましょう。

国が何かをしてくれるのを待つのではなく、あなたが国や自分の愛する人たちに何をできるかを考えてください

そうすれば、自ずと「思いやりの心」が芽生え、正しい行動ができるはずです。

この世情で、マスクをしないで外出する…とか、歩きスマホをする…とか、非飲食店ではない公共の場で飲食をする…とか、そんな幼稚で、低級な行動は出来ないはずです。

皆が、利他的な心を持ち、一丸となって対策しない限りは、、このコロナは収束しないように思えてなりません。

頑張りましょう!

固有周波数の簡単な見積もり

電気製品の設計をしているとき、「この製品の固有周波数は、どのくらいだろう?何かの振動の周波数に近くて、共振したりしないかな?」と疑問に思うことがある。

特に、スピーカーを搭載していたり、振動する環境下で使われる製品ならば、尚更である。そんなとき、設計した製品の固有周波数を概算する、多分有効だと思われる簡単な方法を思いついたので、ここに記すことにした。多分、振動体を専門に扱っている技術者ならば、常識も常識だと思う。だって、高校物理程度の知識だから。。

【設計中の製品の固有周波数を概算する方法】

まず、製品の固有周波数とは何か?を少し考えてみる。

製品には、沢山の部品が使用されており、その全てに固有の周波数がある。製品の周波数分布は、それらの各部品の周波数分布の合成である。さて、その製品は、一般的には、ある平面に乗せて使用することが多い。ということで、一般的に製品は、平面との接触面に、「ゴム脚」などの弾性体を配置する。このゴム脚が、製品の自重で微妙に沈み込み、製品の位置が安定する。これは、重りを吊るしたバネが安定する現象と同じである。重りを少し押し下げ、手を離せば、バネは安定位置を中心に上下に振動する。このことから、一般的な製品の振動現象は、まず、外界の物品と一番に接触する弾性体に着目し、その固有振動を考えれば良いと分かる。

では、早速考えてみる。今、下記のような電気製品があるとする。

図1. プロジェクタを平面に置いた状態

先ほど説明した、ゴム脚が、微妙に歪むので、それを誇張して表現してみる。

図2. ゴム脚が製品の自重で変形しつつある様子のイメージ

ここで、運動方程式を立ててみる。運動方向としてZ軸を図2のようにとる。製品重量をM[kg]、微小変形量をz[m]、ゴム脚のバネ定数をK[N/m]とする。

・・・(1)

今、着目しているのは、ゴム脚の微小な弾性なので、場の力Mgの影響は小さいから、無視することにする。すると、

・・・(2)

となる。両辺をMで割ると、、

・・・(3)

となる。ここで、(K/M)は、固有振動数ω[rad/s]の二乗である。ωは、ω=2πf という関係式があるので、、、

・・・(4)

と言う具合に、固有周波数f[Hz]の式が導ける。ところで、図2において、ゴム脚が自重で変形しきったときの変形量をL[m]と置く。設置面からの反発力(垂直抗力)をN[N]とすると、つり合いの式は、、

N=Mg-KL

・・・(5)

となる。ここで、製品が振動するときのことを考える。ゴム脚が変形する瞬間では、垂直抗力N=0と考えられるので、

Mg=KL

・・・(6)

とできる。(6)式から、

・・・(7)

と近似できる。この式を、(4)式に代入すると、、

・・・(8)

となる。電気製品の設計現場では、一般に、単位は、mよりも、mmをよく使うので、単位変換をすると、、

L:ゴム脚の変形量[mm]

・・・(9)

と言う具合に、固有周波数が求められる。(9)をみると、製品重量Mやバネ定数Kが消えている。従って、単純に、ゴム脚一つの変形量Lのみに着目するだけで、製品という系の固有周波数を概算することができる。

ここで、こんな近似使いまくって、計算結果が信頼できるのか?と思われるかもしれないが、、ここでは、「想定使用(試験)下の振動条件と、計算で求めた系の固有周波数が近いかどうかを知り、設計方針を立てることを目的としているので、近似計算の結果で十分」だと私は思っている。設計方針というのは、例えば、「固有周波数を概算して、それが振動条件の周波数に近ければ、、ゴム脚の硬度、形、大きさを変えたりして、Lを調整しよう。試作のときに検証できるように、複数パターン作っておこう」という思考のことをさす。

電気製品の設計の現場において、製品の固有周波数は、恐らく、やってみないと分からないという感じが多いと思う。しかし、やってみた結果、悪い方に転んで焦るよりも、ざっくり予測して、複数パターン準備しておく方が、良いと思うのである。是非、活用に向けて一考いただけたらと思う。

【本日の動画】河岸段丘から相模川に流れ落ちる水と音

滝とは言いませんが、激しい流れです。その姿を見て、音を聴いていると、雑念が消えていくような、そんな感じがします。自然に触れることの素晴らしい効果の一つだと思っています。

人をみるということ

今日は、人をみるということについて呟きたいと思う。

日々生きていると、何十、何百、と言う人と出会う。知人がおり、友人がおり、家族がおり、ときに恋人がいる。

学生は、毎日、クラスの友達、先生、部活の仲間に出会う。

婚活や恋活、意図的な友達作りをしている人は、それなりのコミュニティに参加したり、アプリを使ったりするので、毎日、何十人という異性と出会うであろう。

社会に出て仕事をする人は、毎日、チームや得意先と出会い、、毎日、多くとも20人弱と関わるであろうか。

このように、我々人間は、日々、他人と関わって生きているのだが、今まで生きてきて、多くの人が人をちゃんと見ていないと良く感じ、本日のこの記事を書くことにした。何も、私が承認欲求が強く、認められてこなかったから、この記事を書くわけではない。

「物事をちゃんとみる」とは、どういうことであろうか?

それは、今、自分の目の前にある物や事を、自分の五感で捉えるということである。それが、良く知っている物や事ならば、捉えなおそうとするということである。

なぜ捉えなおす必要があるのか?それは、物事の今をちゃんとみて、真剣に向き合うためである。まして、それが人相手ならばなおさらである。

私は、人は三日で別人になれると真剣に思っている。学生であれば、三日前には明らかに間抜けだった奴がテストで良い点をとったり、恋人ができて素敵な経験を経て一気に所作に余裕をみせるようになったり、三日間で仕事に必要な知識を習得し会話についてきたり、、そんな経験をしたこと、そんな変化をした者を、数多くみてきたからである。また、三日前は元気で、今はこの世にいないとか、、三日前は幸せだったのに、今は鬱になっているとか、そんな変化も目の当たりにしてきた。

今、人も世の中の変化も、速いのである。こんなとき、意識的に、捉えなおすことをしなければ、本質を見落としやすくなるのは当然である。

せっかく大人になり、自信を深め、物事にチャレンジしようとしている男がいたとして、、その変化に気が付かず今まで通りに子供のように接したら、それこそ失礼であり、、せっかくのパートナーを失うことになるのである。

せっかく自己研鑽をした人がいても、その成長を探ろうとせず、今まで通り接していたら、宝も腐ってしまう。まずは、毎日、毎瞬、出会う度に、、会話の中でその人を捉えなおそうとして欲しい。きっと、相手は喜ぶし、それは、あなたに幸運をもたらすことは間違いない。

数年前に興味がないとして振った異性だが、今目の前で会話していて、捉えなおしたらあれ?と思うこともあるのである。もっとも、この話をしていて思うのは、「ちゃんと捉える」とき、「自分の記憶」と照合するのだが、その記憶が常に変動していることに注意が必要だということであるが。。。

私は、毎回、出会う人、会話する人、メールする人、、真剣に捉えなおしています。とても疲れることだけど、とても楽しく、ときに(知りたくないことも気づいてしまって)辛く、全体的に素晴らしいことだと思っています。

では。

【本日の動画】ハングリースパイダー

(捕食者である)蜘蛛が、(獲物である)蝶に恋をする物語です。好きなあの子を、生きるために食べるべきか、あの子の幸せを考えて逃がすべきかに葛藤する蜘蛛の心を描いた歌です。逃がしたとしても自分の恋心は報われず、蝶は自分を敵としてしか捉えず去っていくのみ。しかし、情をかけずにはいられない蜘蛛。。何と言う情景であろうか。。美女と野獣は、美女が野獣の本質を理解したからこそ、そこに愛があり、野獣の献身と悲哀、そしてハッピーエンドが見る者を幸せにしてくれた。しかし、蜘蛛と蝶は、、、。内面を理解すること、その重要性を気が付かせてくれる、麻薬のような名曲です。

エンジニア,問題解決,基本

私は、機構設計という分類のエンジニアである。

材力、工力、流体力学、回路、熱、統計力学といった知識を駆使して、製品を成立させる形状や機構を作るのが仕事である。簡単に言えば、製品を目に見える姿にするのが仕事である。今を時めくソフト設計者は、機構設計者が作った物に、命を吹き込む役割である。これもまた、重要な仕事である。

本日は、こうしたエンジニアが、業務上の問題を解決するときにやるべきことを申し上げたいと思う。

それは、「問題をしっかり把握し、原因仮説を立て、個別に対策法を立案する」ということである。

こんなことは、当たり前のことなのだが、実際に、それなりの大手と言われる会社で何年も働いていて思うのは、この当たり前のことができない人がほとんどなのである。

本日、私か申し上げたいことは、これで終了である。ただ、話を終わる前に、「この当たり前のことをやっていない殆どの人は、どうやって対策してきたのか?」を示したいと思う。自分が、そうなっていないかを自問してもらうためである。

【多くの人の問題対策の仕方】

 過去の類似した成功体験を思い出す ➡ ( その「仕組み」を理解せず )対策を実行する

このアプローチの良くない点は、二つある。

① 目の前の問題を、分析していない。

そのため、成功体験における問題が、直面している問題と等価か分からない。

よって、対策が的外れになる可能性が高い。失敗してしまったら、また類似例を記憶から探せばよいと言うかもしれないが、そんなに沢山の記憶を引っ張り出せる人は中々いない。ベテランでもそうである。それができる人がいる職場は幸せだか、それはまれだと思った方が良い。大抵は、皆、沈黙である。

② 成功体験が何故成功したのかの仕組みが、分かっていない。

そのため、対策が失敗したときに、なすすべを失う。このとき、失敗した事実を元に、思い付きのCUT&TRYを積み上げて結果を出す方法もあるが、これでうまくいことは中々ない。上手くいったとしても、予想外の時間とお金を費やすことは確実である。

こうならないようにするためには、「問題を分析し、原因を仮説立て、対策案を立てる」という思考を、大学受験であったり、大学や大学院の研究を通じて多くの人は学んできたはずなのだが、いざ、実際に取り組むとなると、何故か出来ないのである。

本日申し上げたことは、実は、ベテラン社員が良くやりがちなことである。ベテランになると、経験が沢山蓄えられてくるので、無意識にそれを過信し、その中で解決しようとするからである。そんなとき、その成功対策の原理が分かっていて、かつ問題が過去の成功体験と等価であると分かる場合ならば良いのだが、、同じような課題に対してベテランでも、、若輩と同じく、むしろそれ以上に問題解決に難儀している姿を多く見てきて、ああ基本を疎かにしているんだなと、確信をするのである。

【本日の動画】高麗川のせせらぎ

最近、少し体調を崩しており動画の撮影に行けていません。少し前に行った、高麗川のせせらぎです。ボーっと眺めていると、眉間の左側が何だかムズムズしてきます。

職場での意志疎通の成立性

会社で、仲間と仕事をしていく上で、意思疎通は大事である。しかし、会話がスムーズに進む人とそうでない人がいる。こうした状況を数多く経験してきて、その原因の一つは、双方の精神年齢とIQの差が大きく関係しているのではないかと思い、つぶやくことにした。。

職場での意志疎通の成立に影響すると思う要素

① 精神年齢

② IQ

本日の話は、上記の視点を前提に展開する。①は思慮深さ、胆力のことをさす。②は頭の良さのことをさす。私は、共に仕事をする者同士が、この①と②の観点から、どの組み合わせのときに意思疎通がうまくいっているかを、自分の経験と他人の観察によって、整理してみた。下記の図1~3で示す。

( ※ 当然、 一般性はない。あくまでも参考意見に留めて頂きたい。 )

図1. 共同労働者同士の精神年齢とIQの高低による意思疎通の成立感1

チンパンジーのIQは、一説によると50程度である。人間で極度の低IQと呼ばれる者は、70程度。チンパンジーとの差は、20ほどだが、人は言語を操り、記憶、計算、推論を行うことができる。何を言いたいかと言うと、IQ20程度の差は、感受できる世界、できることが大きく違うということである。なお、人で言えば、89以下は低IQ、90~109は普通、110以上は高IQである。先のIQ20の差を適用するならば、高IQと低IQは意思疎通が成立しない。この観点から、まず、意思疎通の成立性を〇×△で示した。

ここで、精神年齢という概念を持ち込む。精神性の高い人は、共に何かをしようとすると、歩み寄りの姿勢を見せる。賢い者は、相手に伝わるように会話の程度をかみ砕き、平易な表現で言い換える。一方、知能の劣る方は、分からないなりに思考を行い、相手との理解の差を埋めようと努力する。この双方の歩み寄りにより、単純なIQ差で会話が成立しなかった者同士が、会話できるようになる。図2にこの歩み寄りの概念図を示した。

図2.「歩み寄り」が、意思疎通におけるIQ差を縮める概念図

これは、言語とイメージを操る人間だからできることである。こうして、図1に見られるように、双方の精神性が高まるにつれて、意思疎通の×が△に、△が〇になる場合があることを表現した。

図3. 共同労働者同士の精神年齢とIQの高低による意思疎通の成立感2

図3では、IQと精神性がそれぞれ一ランク異なる者同士の意思疎通の成立感を示した物である。先ほどの、IQと精神性が高くなることで見られる歩み寄りの姿勢により、表現した。上位の知能、低精神年齢の者は、基本的に下位の知能の者と共同作業ができないので、要注意である。

以上の考え方に従って、図1や2で表現されていない関係も考えてみて欲しい。職場で自分が意思疎通しにくい人と自分の立ち位置が分かり、気持ちが整理されることを期待しているからである。そうすれば、接し方を考えやすくなるとおもうのである。

【本日の動画】鎌倉のとあるお寺

のんびりお散歩を楽しんできました。時間が早かったので、あまり人もおらずよかったです。カエルの合唱、鳥の美しいさえずり、、何とも心が落ち着きます。こうした風情を感じられる鎌倉は、素晴らしい場所だと思うわけです。。