秀吉と家康の健康法

秀吉は、温泉。家康は、薬。

温泉街には、「太閤温泉」とかがたまにある。秀吉は、古来から日本一の名湯といわれている有馬温泉に行っていたそうだ。。有馬温泉は、マントル直結で、入ると、心と体の傷が癒え、活力が湧いてくるのだとか、、、

もっとも、良い温泉というのは、少なからず上記の効果がある。関東だと、甲斐の武田信玄も温泉の効能を理解し、奨励し、山梨じゅうに温泉を沢山設けた。

家康は、健康オタクである。特に、漢方の知識を率先して学び、自ら調合して服薬していたとのこと。特に有名なのは、「八味丸」という漢方を常備していたという。この薬は、今も、薬局などで購入できる。家康は、75歳まで生き、生涯で18人の子を得たが、その内3人は、60歳を過ぎてからである。元気の秘密の一つが、この漢方の知識にあったのは、間違いないだろう。。

徳川家康の場合は、その他に色々な健康法を「徳川実記」の中でまとめている。

① 粗食を心掛けること。贅沢なものは月に2~3度でよい。

② 年をとっても、肉を食べること。

③ 運動をすること。

④ 心を癒すこと。

⑤ 薬学を学び、実践すること。

豊食の時代に生きるからこそ、大切にしたい心がけである。なお、戦国時代に80歳以上生きた有名な人を集めてみた。意外にいてびっくり!

水溜

 外が暑いので、のんびり近所を散歩してきました。

 私の実家の近くには、10kmほど離れたところに、相模川という大きな川があります。この川沿いには、主に生活用水用の溜池が点在しています。地元では、「ヤツボ」と呼んでいます。

 何故、川があるのに生活用水用の溜池などを作るのか?と疑問に思う方もいるかもしれません。これは、川の近くで生活することを考えれば納得できます。

 まず、通常、川の横には住みません。いや、住めません。雨が降ったときは、水が増水して、流されてしまうからです。特に、大きな川はなおさらです。そこで、川から離れた高台に住みます。

 ここで、高台に住んだのはよいが、水が必要になったときに、いちいち川まで下りて行くのは、面倒ですし、危険です。雨で川が増水していたら、正直、水を汲むのは難しいです。

 そこで、高台にある居住地区で水を得る方法を考えるわけです。高台で水を得る方法としては、一般に下記があるでしょうか・・・

① 井戸を掘る

② 水を溜める

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 ・雨水を溜める

 ・湧水を溜める

 ・川を堰き止めて水を溜める

 さて、相模原市のあるヤツボは、このうち、「湧水を溜める」でできた、水溜です。なお、私が学生時代によく行っていた、東京都八王子市の長池公園の築池は、「雨水を溜める」で作られた溜池です。

 ヤツボは、昭和の中頃まで10か所ほどあったそうですが、今では4か所ほどしかありません。枯渇したり、利用価値がなくなり埋められたりしたのが理由だそうです。。。

 水は、命を育む貴重なものです。特に、飲み水が湧き出る箇所は、古来より神聖な場所として崇拝されてきました。以前紹介した、有鹿神社奥宮の御神体も湧水です。。。このヤツボも、行くと、小さな祠があり、龍神や龍蛇神が祭られていました。。

 暑い季節、ヤツボは、心地よい水の音で心を癒し、その水の流れで程よい涼を与えてくれます。。皆さんの身近にも、きっと溜池があると思うので、是非いってみたらいかがでしょうか?

※ 蚊が多いかもしれないので、虫よけは必須です!下の「古清水上組のヤツボ」では、虫よけなしで突撃したので、撮影中にえらい目にあいました😵

【本日の動画】