昨日に続き、桜の写真を更新。

場所:神奈川県相模原市某所( 公園、神社、小学校 )

使用カメラ:coolpix s7000

美しいものを見て、美しいと思えることが幸せです。ありがとう。

植物写真②

都郊外にある、長池公園に植物の写真を撮りに行ってきました。ここは、私が学生の頃からランニングでよく利用した場所です。今週は、桜の開花宣言がされました。さてさて、自然公園ではどのようになっていたのでしょうか?平成最後の長池公園での撮影です。

使用カメラ:coolpix s7000( 中古 )

モード:おまかせ撮影/画像サイズVGA( スマホサイズ )

長池公園の過去記事

http://blog.livedoor.jp/i_kiyopiko/search?q=%E9%95%B7%E6%B1%A0%E5%85%AC%E5%9C%92


鳥がいた!( 光学ズーム20倍 )

お尻。笑

桜だと思うけど、ソメイヨシノじゃない。。。カナブンを捕まえに来たのに、ハナカナブンを見つけて何か違うと思う感覚に似ている…。でも、これはこれで落ち着いて咲いている様が、いとおかし。

こちらが真打ちですね!涙が出そうです。

古今和歌集でも、桜を題材にした歌は人気です。心に冷めたところのある私のお気に入りは、下記の二首でしょうか。

「はなの木も 今はほりうゑじ 春たてば うつろふ色に 人ならひけり」素性法師

【現代語訳】

(春に)花の咲く木は、これからは植えないことにします。春になって、その色の移ろいゆく様に、人は心を重ねてしまうから。

春は、梅、桃、桜など色んな木が時期を微妙にずらし、重ねつつ花を咲かせます。その一つ一つがとても美しく、見るものを幸せにさせます。しかし、その一つ一つは散るのも早く、人の関心は直ぐに移ろっていきます。こうした花の変化を感じたとき、人はつい、自分の変化も考えてしまうものです。大好きなあの人が、春の花の色の移ろいをみて、心変わりしないでほしい!という貴族受けしそうな歌です。

変わること、変わらないことの大事さを思い出させてくれる歌です。


「のこりなく ちるぞめでたき 桜花 ありて世の中 はてのうければ」よみ人しらず

【現代語訳】

桜の花は、綺麗さっぱり散ってしまうのが一番良い。いつまでもあると、そのうちに嫌なものになってしまうから。

老兵は死なず、ただ消え去るのみ。と言ったのは、ダグラス・マッカーサーですが、いつの世も、引き際というのは大事です。

何かの溜池。蛍だか、トンボだかを育てているみたい。夏が楽しみです。

でも、近くにこいつがいたから、ヤゴとか食べられちゃうかもね。クロサギ。

過去のサギの記事

http://blog.livedoor.jp/i_kiyopiko/search?q=%E6%B5%85%E5%B7%9D

春は、動植物が活発になる季節です。スマホやデジカメを持って、その美しい生態を撮影し、思いを巡らせてみたらいかがでしょうか?きっと素晴らしい発見ができると思いますよ!

※ なお、今回から撮影に使用したカメラが変わりました。理由は、今まで使用していたZR-1600が壊れてしまったからです。簡単に使用感を言っておこうと思います。

簡単に、早く良い写真が撮れるのは、ZR-1600 です。自動ピント機能は、とても優れています。今まで、この使用感があったので、Coolpix s7000を使ってみて、その性能差にびっくりしてしまいました。確かにレンズや光学はニコンやキャノンなのかもしれませんが、ソフト系はカシオやソニーが圧倒的な気がします。

「カメラは趣味ではないけど簡単に良い写真が撮りたい」、「スマホのカメラは電池消耗が激しいからコンデジ必要」といった、The素人 は、自動ピントなどのソフト系の優れた、ソニーやカシオがおすすめですね。ただし、カシオは、コンデジ業界から撤退したので、もう中古品しか買えません。となると、ソニーですね。では!

植物写真(3月)

実家と近所の植物の写真をUPします。

撮影カメラ:ZR-1600

花って、不思議な形をしていますよね。物心ついたときから当たり前のようにあるので、改めて考えることが無いですが、見れば見るほどその形の必然性が分からず戸惑うと同時に、その形の奥ゆかしさに心が和まされます。。。

フキノトウが茎を伸ばしていました。後1W早く気が付いていたら、天ぷらにできたものを・・・惜しいことをしました。

機構設計者の物作り概要

何かを作るときに、皆さんは、まず何から考えるであろうか?作ろうとしている物を漠然と頭に思い描き、すぐに、ポンチ絵を描いたり、CADを動かしたりしていないだろうか?今日は、私が新人時代に当時の上司から厳しく指導を受けた内容を紹介する。

そもそも、物作りの「物」って何?

今までの経験から、現状、「所望の機能を果たす、形、構造、システム のこと」だと考えています。


よって、物作りとは、「実現したい姿があって、それを叶える仕組みを考えて明確にし、実際に形にすること」だと、考えているわけです。

【物作りの3STEP】

① 実現したい姿 の明確化

② 具体的な仕組みを考え、答えを出す

③ 実際に形にする

私の経験上、上記を一つでも怠ってできた対象は、何らかの欠陥を抱えています。例えば、機能を十分に満たせていないとか、材料を買ってきて作ってみたけど使い物にならないとか。。。絶対に、何か物を作るときは、アートするときは、①から③を紙などに書き出し、紙面上で完璧にしてから作ってください。

企業での機構設計とは?

企業での機構設計も同じである。まとめると下記のような感じになる。

①に相当するのが「要求仕様の整理」である。料理やDIYでは、作りたい物の姿を最も明確に持っているのは作る人自身なので、その人が分かっていれば良いのだが、企業ではそうはいかない。製品が世の中で使われる姿を最も明確にしているのは「企画部」である。よって、彼らの想いを明確にし、設計者として咀嚼(ソシャク)し、企画部と合意をとる必要がある。

この企画部の要求事項を咀嚼するときに重要になるのが、彼らの想いをまとめた書類である、「商品企画書」「設計仕様書」である。また、製品に求められる安全性が色んな規格で規定されているのだが、対象製品に対して必要な規格をまとめた「製品安全性規格書」も完璧に理解して、要求事項の中に盛り込まなければならない。これが欠けていると、認証機関のテストに合格しないので、出荷できなくなってしまうのである。注意が必要である。

②に相当するのが、構想設計と詳細設計である。ごちゃごちゃ色々書いてあるが、要は、実現手段の明確化とそれが要求事項を満たしていることを論理的に確認する工程である。「紙上試作」、「パソコン内試作」ということもある。ここで、製品や部品の完成度の90%は決まるので、徹底的に行う。ただし、とても疎かにする人が多いです。一部の例外的なエンジニアを除いて、それはやってはいけません。※

あれ、③は?と思うかもしれませんが、②までが完璧にできていれば、後は加工メーカー様と打ち合わせをして完了です。その打ち合わせも、②における詳細設計の段階で、例えば、加工精度、金型のPL、勾配設定、公差計算、強度計算などがしっかりされていれば、特に混乱もなく終了です。逆に、これが曖昧だと、工場に行って何度も立ち会って、加工条件を取り決めてくる、設計変更を繰り返すなどが発生します。注意が必要です。

企業での機構設計では、要求仕様の整理 と 構想・詳細設計 が最も大事です。全力で取り組みましょう

※ 一部の例外的なエンジニアについて

これは、紙上試作やパソコン内試作が、全て頭の中の「思考」のみで完璧にできてしまうエンジニアのことです。書道は、楷書 → 行書 → 草書 の順に進んでいき、紙に何枚も何枚も書き、やがて平面をみれば何処でも書を想うようになり、最終的には空をみて書を想うようになれば、道が極まると聞いたことがあります。ここでいう一部の例外的なエンジニアとは、エンジニア道を極めた達人のことなのである。

設計、資材、ベンダー、工場の関係

設計者として仕事をしていると、資材、ベンダー、工場とのやり取りは必須である。各設計者は、それぞれの対応に手一杯になり、中々全体像が見えなくなることがある。そこで、今日は、設計者が、部品の設計を行い、工場に納品させるまでにやるべきことを整理したので、それを紹介したいと思う。

語ることは、ほぼない。下図の通りである!

①は、設計者が部品の設計をする際に、あらかじめ想定しておくべき事項である。その会社でも、設計者は設計思想を「設計書」にまとめる。そこには、要求される事項と、それをどのように実現させるのか?QCDはどのくらいか?が根拠をもって記載されている。

よって、その中の、C(想定コスト) や D(想定リードタイム)を資材調達に連絡する。必要に応じて、打ち合わせを行う。資材は、この情報をもって、ベンダー調査を行う。この際、過去実績の有無というのも重要な要素になってくる。(②)

③④は、資材がピックアップしてきたベンダーに対して、設計部がコスト回答が筋の通ったものであるかどうかを確認し、資材に設計が回答する段階。この後、資材内で経営状況なども考慮して最終決定され、ベンダーに通達される。(⑤)

この後は、ベンダーと設計部との打ち合わせが行われる。図面をもとに、精度、加工方法、日程、コストダウン交渉が行われる。ベンダーは、実際に試作型を作ったりして試し打ちを行うので、設計者も必要に応じて立ち会いに行く。徹夜もしなければならないことがあります。(⑥)

その後、設計立ち会い者とベンダーで合意がとれた物、または、ベンダーがこれで図面通りだ!と思うサンプルが、設計部に送られてくるので、その確認を行う。これを、「検収」という。(⑦)

検収OKなら、それを資材に通達( 急ぎなら、ベンダーにも同時に )し、資材からベンダーに金型費の支払いが行われる。(⑧⑨)

こうして、一通りの部品の量産体制が整い、工場に出荷される分の生産依頼を資材がベンダーに依頼をかけ、工場に指定数量の部品が納品されるのである。(⑩)

部品一つ作るにも、これだけのやり取りが生じるのである。ソフト設計者などのように、パソコンだけで解決はされないのである。計算、時間、莫大なコスト がかかるのである。

昨年の、高校生男子がなりたい仕事ランキングの二位が、機構設計者だったとのことだが、「下町〇ケット」に影響されすぎではなかろうか?作中でも、平気で徹夜してたけど、、、36協定なんかないぞ?それやってたら、物できないぞ?会社つぶれるぞ?あんな美男美女いないぞ?そもそも出会いないぞ?ということを肝に命じて、それでも物作りで日本を変えたい!世界を変えたい!と思う人がやるべき職種である。

その覚悟がない人は、ソフト設計者などになり、計測系、管理系、システムインテグレーター などに入るほうが、幸せだと思う。。。

ではでは。。。